1.肝機能の向上・胆汁の分泌を促進する効果
ウコンは一般的に肝機能向上効果と胆汁分泌促進効果が知られています。
肝臓は、腹部の右上、ほぼ肋骨の下に位置しており、代謝、排出、解毒、体液の恒常性[※7]の維持などにおいて非常に重要な役割を担っている臓器です。特にアルコールを分解する力があるとして、一般的には知られています。
「沈黙の臓器」ともいわれており、損傷などがあった場合でも症状として現れにくいのが特徴です。症状として現れる頃には非常に悪化している場合が多くあります。
胆汁とは、肝臓で生成されるアルカリ性の液体のことをいいます。食品中の脂肪を乳化することで、脂肪の消化、吸収に役立ちます。
ウコンを摂取することにより、胆汁の分泌が促進され、肝臓の解毒作用が高まり、肝臓の機能が向上するといわれています。
2.食欲増進効果
ウコンには胃の働きを活発にすることで食欲を増進させる効果もあるといわれています。消化不良の患者116名を対象にした試験において、ウコンを7日間摂取させたところ、症状が改善されたという結果も出ています。
また、胃液分泌を高め、胃粘膜を保護する働きもあるといわれています。
3.血流を改善する効果
ウコンには、抗酸化作用を持つため、血中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎ、コレステロール値を下げ、血流を改善する効果があります。
また、このことにより動脈硬化を防いで、脳卒中や心臓病を予防する効果も期待されています。
4.免疫力を高める効果
ウコンには、炎症抑制効果や抗菌効果などがあり、免疫力を向上する効果もあるとされています。
5.腸内環境を整える効果
ウコンには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境改善効果も期待されています。
6.脳機能を活性化させる効果
ウコンに含まれるクルクミンには脳を健康に保つ効果が期待できます。
ウコンをスパイスとして利用する料理のひとつとして「カレー」が良く知られています。カレーを用いた最近の研究で、カレーを食べることで脳の一部が活性化され、IQが「7」あがったという結果が報告されました。被験者にカレーとコントロール食をそれぞれ摂取させた後にテストを行った結果、脳が活性化され、試験の課題をたくさん解くことができるようになりました。
また、その他の近年の研究では、ウコンに含まれるクルクミンは病気の原因となるたんぱく質の蓄積を予防し、アルツハイマー病予防に役立つという報告もあります。
http://item.rakuten.co.jp/tomorrowflavor/2031090166/