アマチャヅルの中には、サポニンという成分が多く含まれています。
サポニンとは、植物の根や葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、水や油に溶けて泡立つ特性を持っており、渋みや苦味となる成分です。
サポニンには神経の興奮やストレスを鎮める効果があり、特にストレスが原因の胃痛や胃潰瘍をはじめ、ガン、動脈硬化、高血圧、糖尿病などに対しての予防効果が確認されています。さらに肝臓や肺、子宮ガンの予防、老人性慢性気管支炎の改善、十二指腸潰瘍の予防、神経痛の予防、老化の防止、また生活習慣病の予防などに効果を発揮するといわれています。
また、アマチャヅルには、コレステロール値を下げる効果や血管拡張作用などがあり、高血圧の予防、老化防止などのアンチエイジング効果やダイエット効果が期待できる成分でもあります。アマチャヅルに含まれるジンセノサイドというサポニンは、薬用人参とほとんど変わらない成分であることから、アマチャヅルの健康効果が注目されています。サポニン以外にも、ゲルマニウムやステロール、フラボノイドなども有効成分として含まれています。
<豆知識>手軽に楽しめるアマチャヅル茶
アマチャヅルは、手軽に栽培できるため、成長した葉を刻んで天日干しにするだけで簡単にアマチャヅル茶をつくることができます。種類によって甘い葉と苦い葉があり、苦い葉の方がサポニンを多く含んでいます。ほのかな甘みのある飲みやすいお茶ですが、苦い葉もありますので、濃さを調節する必要があります。
水1リットルに対してアマチャヅル茶葉大さじ1~2杯をやかんに入れ、火にかけます。沸騰したら弱火で7、8分煮詰めると出来上がります。急須の場合は、アマチャヅル茶葉大さじ1~2杯に熱湯を注ぎ、好みの濃さで味わいます。
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