● キクラゲの栄養成分
キノコ特有の多糖類、高分子多糖体のβ-グルカンを含み、生体免疫力を高める働きがあります。他のキノコ類に比べてキクラゲには、ミネラル類である鉄分とカルシウムが多く含まれることがポイントです。幅広いミネラルの補給源として期待できると同時に、貧血気味の方は積極的に摂りたい食品です。また、ビタミンB群やビタミンEのほか、体内でビタミンDに変化するエルゴステリンという成分が豊富なため、カルシウムとリンの吸収を良くする働きがあり、血液をサラサラにし、血栓症を予防します。ビタミンDは、丈夫で健康な骨をつくります。丈夫な骨は常に骨代謝によって新しくつくられ続けなければなりません。その骨代謝に効果を発揮するのがキクラゲの特徴です。ビタミンDは破骨細胞を活性化して古い骨を壊し、骨芽細胞を活性化して新しい骨をつくることに働きかけます。ビタミンDは、骨の新陳代謝の過程で、破壊と再生が行われるよう調整する役割を果たしています。
さらに、食物繊維も豊富で(100g中に5.2g)、食物繊維が豊富なことで有名なごぼう (100g中に5.7g)と比較しても遜色ありません。整腸効果も期待できます。

<豆知識①>食品としてのキクラゲ
キクラゲを食用としている国は、主に日本、中国、韓国などの東アジアです。日本では、古くから食用として人々の生活に取り入れられており、15世紀(室町時代)以後には、食用にされていたという記録が残っています。大変栄養素に富んでおり、様々な健康効果が期待されるキクラゲですが、その見た目の印象に加えて無味無臭であったため、食材と思われるまでに時間がかかったといわれています。
乾燥すると著しく収縮し固くなりますので、水に30分ほど浸けてもどしてから調理します。スープや炒め物など中華料理には頻繁に使われています。また滋養があることから、薬膳料理にも使用されています。
乾燥品が主流ですが、より美味しく味わいたい場合は、天然もので調理するほうが望ましいといわれています。天然物の旬は春と秋です。全体的にしっとりとしていて湿り気があり、色が濃いものを選ぶとよいでしょう。
乾燥品の場合、選ぶ際のポイントとしては、色が黒くしっかり乾燥しており、形が大きいものが良品とされています。

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注意*弊社の扱いのきくらげは、ピンク色の色素を持つ、あらげきくらげという種類のものです。

きくらげ