ムクナ豆 (別名 八升豆 おしゃらくまめ ビロード豆)とは?

ムクナ豆とは、マメ科の蔓性の一年草です。ムクナ豆は夏に大きく生長し、3~18mにまでなります。白から濃い紫の藤に似た花をつけます。一つの花房から数本がぶら下がるようにさやが実ります。豆は黒・白・黄褐色をしており、たんぱく質、炭水化物・脂質・ミネラルを含んでいます。ムクナ豆は、Lドーパを豊富に含むことが知られています。L-ドーパとは神経伝達物質であるドーパミンの材料で、摂取後体内でドーパミンに変換されます。植物の中にはL-ドーパを含むものがありますが、ムクナ豆に多く含まれており、特に豆の部分に多く含まれています。
ムクナ豆は成長力が強く、地面にそって種を播くと土地を覆い尽くすほどに成長します。気候が温暖であれば土地を選ばないことから、土壌保全のための植物として利用されることもあります。また茎や葉はそのまますき込めば緑肥としても使えます。
ムクナ豆には多くの種類がありますが、日本で品種改良されたものは八升豆と呼ばれています。この名前はムクナ豆が八丈島より伝来したためことが由来であるといわれています。

●パーキンソン病を改善する?   
パーキンソン病とは、神経伝達物質であるドーパミンの生成量が減少し、脳からの指令が筋肉に十分に届かず、運動機能に障害が発生する病気です。
ドーパミンの生成量が減少する理由は、脳の中でドーパミンを作る黒質細胞が減少することに関係があります。ドーパミンをそのまま摂取しても、脳内に届かないため、L-ドーパを代わりに摂取します。L-ドーパは脳に届き、脳でドーパミンに変換されてはたらきを示します。
ムクナ豆はLドーパを豊富に含んでいることから、パーキンソン病などに有効であると考えられています。

●生活習慣病を予防する?
糖尿病ラットを用いた動物実験により、ムクナ豆に食後の血糖値上昇を抑制するはたらきが確認されています。ムクナ豆に糖尿病予防に役立つと考えられています。

●疲労回復?
ムクナ豆はL-ドーパのほかにも、必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
必須アミノ酸は動物の成長や生命維持に必要であるにも関わらず体内で合成されないため、食物から摂取しなければいけません。ムクナ豆はソラマメやいわしに匹敵するほど必須アミノ酸を含んでおり、疲労回復効果や成長促進に役立つと考えられています。

へー ムクナ豆って、いろんな健康成分が、入っているんですね!

煮豆で、健康茶で、そして、粉末で、食したいもんですね!

ムクナ豆