ドクダミは東アジア地域に分布する多年生草木で、日本でも全国各地で見ることができ、6月の梅雨の時季に黄色い穂状の花をつけます。一般的に白い花びらのように見えるのは、植物学的には花ではなく「蔀(ほう)」と呼ばれるがくの部分です。
ドクダミは、生のドクダミが持つ特有の臭気がまるで毒を溜めているようで「毒溜み、毒矯み(ドクダミ)」に由来し名付けられたといわれています。ドクダミの漢方生薬名は「十薬」といい、馬に食べさせると10もの効果があるということから名付けられました。
ドクダミには特有の香りがあり、繁殖力が強い地下茎は長く伸びて分岐するため、一度根づくと、なかなか除草することができません。そのため、ドクダミは除草しにくく、しぶとい草であることから「シブト草」とも呼ばれます。
ドクダミには強い独特な香りを持つデカノイルアセトアルデヒドという精油成分やクエルシトリン、イソクエルシトリン、ミネラルなどの成分を含んでおり、デトックス効果、美肌効果など様々な効果を持ちます。