シイタケは日本でもっとも栽培の多いキシメジ科キノコ属のキノコです。日本、中国、韓国で食用に栽培されるほか、東南アジアの高山帯やニュージーランドにも分布しています。数あるキノコの中でも知名度、人気ともにトップクラスで食用として用いられます。旬は3月~5月、9月~11月です。
年間で生シイタケは約6~7万t、干しシイタケは約5000t生産され、生シイタケは群馬県、岩手県、徳島県などでの生産が多く、干しシイタケは大分県、宮崎県、岩手県、栃木県などでの生産が盛んです。
カロリーが低く免疫力を高める食材としてだしやお吸い物、炊き込みごはんやパスタ、ソテーなど様々な料理で活躍します。
シイタケはビタミン類、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が豊富で、グアニル酸などのうま味成分を含んでいることが特徴です。
うんちく!
椎(シイ)の倒木などに発生したことから椎の茸(シイのきのこ)と書いて「シイタケ」という名前がつきました。江戸時代から原木に穴をあけて菌を植え付けるなどの栽培方法が始まりました。シイやクヌギなど広葉樹の原木に穴をあけ、そこに胞子が自然に着くのを根気よく待つという栽培方法が主です。その後、人工的に胞子を植え付けるようになり現在では年中栽培が可能となりました。

しいたけ