●ギムネマの働き
ギムネマの葉を噛むことで、一時的に砂糖などの甘味を感じにくくなる作用は、ギムネマに含まれる有効成分である、ギムネマ酸によるものだと考えられています。
ギムネマ酸には、グルクロン酸というブドウ糖によく似た構造の物質が含まれるため、舌の味蕾(みらいにある甘味を感じる部分に結合して、その感覚を麻痺させるという仕組みがあります。
また、ギムネマ酸は甘味に対してのみ作用し、苦味や酸味、塩味には影響しないという特徴があります。
さらに、ギムネマは小腸での糖の吸収を抑える働きもあります。このような特性から、ギムネマは肥満を予防するための食品素材として用いられています。
主なギムネマの利用法としては、ギムネマの葉を乾燥させたハーブティーや、ギムネマから抽出された成分を配合したサプリメントがあります。

●ギムネマを摂取する上での注意
ギムネマは食事に含まれる糖質の吸収を抑える働きがあるため、食前に摂取すると効果的です。
また、ギムネマは血糖値をコントロールする作用があるため、糖尿病患者がギムネマを摂取する際には、医師への相談が必要です。