はちみつはビタミン類、鉄や亜鉛などの体をつくるために必要不可欠なミネラル類、アミノ酸、有機酸、抗酸化作用を持つポリフェノールなどが豊富に含まれる非常に栄養価の高い食品です。
抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の様々な場面で発生する活性酸素[※2]を除去し、体が酸化することを防ぐ働きのことです。例えば、クギを放置し空気にさらしておくとクギがサビついてしまいます。この現象が酸化であり、人間の体内で起こると、病気や老化、肌トラブルの原因となってしまいます。はちみつに含まれる成分が体内で強い抗酸化作用を発揮して酸化から体を守ることで、病気や老化、肌トラブルを予防します。
はちみつの構成成分の約8割はグルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)、オリゴ糖などの糖分です。グルコースとフルクトースは、体内でそれ以上分解・消化される必要がなく、短時間で体内に吸収され素早くエネルギーとして使われるため、脂肪になりにくいという特徴があります。
オリゴ糖とは、グルコースやフルクトースなどの単糖類が結合した糖のことです。消費者庁が認可する特定保健用食品[※3]で「おなかの調子を整える食品」の機能表示が認められている成分でもあります。
さらに、グルコースからミツバチが持つ酵素により有機酸の一種であるグルコン酸が生成されます。グルコン酸とは大腸まで到達する唯一の有機酸であり、主にはちみつのまろやかな酸みと日持ちの向上に役だっています。