キヌア(別名 キンワ)って?
直径1~2ミリのプチプチした食感の粒で、南米アンデス原産の食材です。
味はほのかに米飯のような甘みがあり、香りには少し癖があります。
地域によってはキンワと呼ぶところもあります。
キヌアは一般的には穀物として取扱われていますが、生物学的な分類ではイネ科(穀物)ではなく、ほうれん草の仲間であるヒユ科です。
ソバなどと同じ位置づけの「擬穀物(ぎこくもつ)」とされていて、雑穀の一種といえます。
栄養価が高いことからNASAが『21世紀の主要食』と評価し、将来の宇宙食として研究を始めた食材でもあり、ヨーロッパや日本でも健康食品として注目されています。
テレビ番組でミランダ・カーが、朝食にアーモンドミルクやアーモンドスライス、クコの実、メープルシロップ、シナモンと一緒に食べていると紹介したことでも話題になりました。
スーパーフードと言われるキヌアの栄養は高タンパク低カロリーな食材で、ビタミンB類も豊富に含まれています。
葉酸は緑黄色野菜と同じ量が含まれていたり、リジンを始めとする必須アミノ酸9種類全てを含んでいるのも注目です。
白米と比べても驚きの栄養価があるのです。
- タンパク質2倍
- 良質な脂質5倍
- 食物繊維8倍
- カリウム6倍
- カルシウム10倍
- マグネシウム7倍
- リン7倍
- 鉄8倍

茹でる事で5倍近く膨らむため、結果的に摂取量が減りカロリーも下がるという事で、100g中のカロリーは白米よりもわずかに高いという事は覚えおきましょう。
栄養素 | 効果 |
---|---|
リノレン酸 オイレン酸 オメガ3・6 |
・中性脂肪、コレステロールを下げる ・動脈硬化、心筋梗塞の予防 ・アレルギー症状の緩和 ・生活習慣病の予防・改善効果 |
パントテン酸 | ・ストレスを和らげる ・肌と髪の健康を保つ ・肥満防止に役立つ |
ナイアシン | ・脂肪の代謝を良くする ・血液がサラサラになって高脂血症を防止する |
女性に嬉しいオールジャンルに効果が
年齢は問わず、妊娠中の方にもよい効果があります。
健康を維持出来て、美しくなれるなら試す価値はありますね。
あのローラも、たんぱく質・鉄分が豊富で食物繊維は玄米の9倍と、栄養価の高いキヌアご飯をブログ記事で紹介しています。
美容効果
女性ホルモンと似た成分を含んでいるので、生理前などのホルモンバランスの乱れに効果があります。
肌・髪にもツヤが出たり、ビタミンB2・B6も多い事から、皮膚・粘膜が保護され美肌にはいい事尽くしです。
食物繊維も豊富で、便秘解消からニキビ・肌荒れの改善にも役立ちます。
キヌア美容効果が注目されるようになり、抽出成分を使用した美容商品も展開されるようになりました。
代表的なところでは、ヘアケア用品やスキンケア化粧品に使われていてます。
保湿効果があるため、髪や肌にうるおいを与えてくれます。
美容業界でも、これからますます注目度が高まること間違いなしの成分といえます。
ダイエット効果
血糖値が急上昇しにくいキヌアは、糖質が体脂肪に変わりにくく、代謝の促進や便秘解消作用によってダイエットにも効果を発揮します。
キヌアを炊いた場合、お米の半分の糖質量になるため、糖質ダイエットにもぴったり。
主食にキヌアを取り入れることで、食事をしっかりとりつつも糖質量を減らし、栄養成分はしっかり補うことが出来るのです。
また、満腹効果が得られるためダイエットにうってつけの食品とも言えます。
キヌアダイエットは海外セレブではミランダ・カーやジェニファー・ロペス、ケイト・モスも実践しており、ビヨンセはキヌアで3ヶ月で26kg痩せたという話も。
健康効果
女性ホルモンと似た成分により、更年期の改善や骨粗しょう症の予防につながる事が分かっています。
豊富なカルシウムとの相乗作用で、骨密度低下の抑制や乳がんの予防も期待できます。
1日大さじ2杯を1ヶ月続け、コレステロールが低下した報告もあり、グルテンが含まれていないので、小麦アレルギーの人でも食べることができるのもスーパーフードと言われる理由です。
また、アメリカではグルテンフリーが注目されていて、グルテンを含んでいないキヌアは、小麦粉の代用品としても活用されています。
具体的には以下のような事に効果があります。
- 血圧上昇の抑制
- 悪玉コレステロールを抑える働きがあり動脈硬化・糖尿病・大腸ガンなど生活習慣病の予防
- 貧血症の予防
- 抗アレルギー作用
メリットとデメリット
- メリット
サラダやスープ、和洋中・お菓子などどのジャンルの料理にも幅広く使える事があげられます。
キヌアには米や麦と違ってアレルゲンが無く、穀物アレルギーの人や老若男女、妊婦や子どもも習慣的に食べられる事もメリットです。
- デメリット
過剰摂取をするとキヌアの効果を半減してしまったり、食物繊維が豊富なためお腹をこわす原因になったり、赤血球を破壊する成分(サポニン)を多く含むので大量摂取は危険です。
http://item.rakuten.co.jp/tomorrowflavor/711315/