名前の由来は、葉の縁に白い隈取りが現れることからつけられたといわれています。日本では、クマザサは古くから人々の生活の様々なシーンに取り入れられ、とても身近な存在として親しまれてきました。クマザサは民間治療薬として、病気や怪我の治療には欠かせない薬草でした。胃腸病、高血圧、ぜんそく、風邪の時にクマザサの煎じ薬を飲んでいたといわれています。日常的には、やけどや切り傷、湿疹にあせも、虫さされ、口臭や体臭を消すことにまで、暮らしに深く浸透していました。
さらに、クマザサは生活の中で広く活用されていました。その昔、クマザサの葉には防腐作用や殺菌効果が高いとされ、山仕事や旅の途中で食べるおにぎりや餅を包むのに重宝されてきました。笹団子、笹あめ、笹寿司、笹酒、チマキなど、クマザサを使った食べ物は、昔からたくさんあります。現代の科学的な研究調査がなされるずっと以前から、昔の人はクマザサの葉に含まれた葉緑素による防腐効果や抗菌効果を認識し、生活に活用していました。
また中国では、クマザサの名前が中国最古の薬物書に漢方薬として登場しているほど、古くから健康を支えていました。

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くま笹茶 (3)