なた豆とは?

なた豆はマメ科の一年草です。
漢字では「鉈豆」または「刀豆」と書きます。刀豆(トウズ、タチマメ)、帯刀(タテワキ)と呼ばれることもあります。長さ30~50㎝のなた豆のさやが「なた」のような形をしていることが名前の由来です。1つのさやから8粒程の豆が採れます。

夏に白またはピンク色の花を咲かせ、7~9月に収穫されます。

なた豆には大きく3つの品種(、白い豆・赤なた豆・タチナタマメ)があり、品種により花や豆の色が異なります。

なた豆の原産国は熱帯アジアや熱帯アフリカなどです。
なた豆が日本に伝えられた当初から薩摩(現在の鹿児島県)で栽培が盛んに行われており、今でも鹿児島県産のなた豆は有名です。他には鳥取県や兵庫県などで生産されています。

なた豆の栄養素?
なた豆には、ウレアーゼやカナバニン、コンカナバリンAなどの成分が含まれています。コンカナバリンAは熱に強いため、加熱が必要ななた豆茶などの加工品からも摂取することができます。
これらの成分により、むくみや腎臓病、歯周病や歯槽膿漏といった症状が改善されるといわれています。