<豆知識>
・ビワ葉療法????
ビワの葉や種は古くから健康に良いとされていました。ビワの葉をあぶって患部に当てたり、ビワの葉の上で温灸を行うビワ葉療法は、1500年程前に中国の僧医により日本へ伝えられました。当時、施薬院[※2]や全国のお寺で僧侶などにより行われ、病に苦しむ人々から絶大な信頼を集めていました。
その後、ビワの葉を当てた上からもぐさをする方法が生まれ、現在では「ビワ葉温熱療法」と呼ばれ親しまれています。
・ビワの選び方・保存方法???
美味しいビワを選ぶポイントは、果皮にハリがあり、果皮の色がビワ特有の鮮やかなオレンジ色をしていることです。また、果皮に産毛とブルームと呼ばれる白い粉が残っていると、さらに新鮮な証拠です。
ビワはキウイフルーツや洋ナシのように追熟しないので、できるだけ早く食べるようにします。冷蔵庫などで冷やしすぎると風味が落ちてしまうため、直射日光を避け、風通しが良い場所に常温保存します。
・ビワの利用???
ビワの果実は、生で食べられる他、ジャムや果実酒などに加工されます。
ビワの葉は乾燥させてビワ茶にして飲まれたり、直接患部に貼るなど生薬として利用されています。
また、ビワの木は乾燥させると非常に硬く、昔から杖の材料として利用されてきました。また、激しく打ち合わせても折れない程頑丈なため、剣道や剣術用の高級な木刀としても利用されています。