オオムギ(大麦)は、イネ科オオムギ属の一種です。世界中で栽培が行われており、小麦、稲、とうもろこしに次いで世界第4位の生産量の穀物とされています。もともとオオムギは厳しい環境下においても適応できる能力を持っているため、高原地域や砂漠のように半乾燥地帯においても栽培がされています。オオムギは高さ1mほどに成長し、根は50cm~70cmの深さまで成長します。
日本では、種まきが秋に行われ、冬の間にじっくりと成長をさせ、穂が実る春に収穫をし、田植えまでに収穫を完了させます。
オオムギは胚乳の部分に食物繊維を、胚芽の部分にビタミンを多く含みます。胚乳には食物繊維のほか、でんぷんやたんぱく質を含みます。
オオムギは穂の形状によって、六条種と二条種に分類できます。穂を上から見た場合、穀粒が2列に並んでいるものが二条大麦で、6列に並んでいるものが六条大麦です。二条種はビールのうまみを出すために用いられ、六条種は押し麦などに加工され、米と一緒に炊いて食されます。
日本でオオムギは、加熱後柔らかくしたものをローラーで平たくした押し麦、オオムギを精白した丸麦、精白した白麦などが販売されています。日本で最も一般的なものは押し麦です。現在では、健康食材としての品種開発が進んでいます。
中国では脚気(かっけ)に働く漢方薬としても利用されています。
オオムギの若葉は、ミネラルやビタミン、酵素を豊富に含むことから、健康食品に多用されています。

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オオムギ イラスト画像

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