馬油には、人間の体内でつくられることのない必須脂肪酸の一種である、高度不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。また、馬油が抽出される馬は、エサとしてα-リノレン酸を多く含む牧草を食しているため、馬油にもα-リノレン酸が豊富に含まれています。
馬油は人間の皮膚に深く浸透することによって、抗酸化作用や消炎作用を発揮するといわれています。皮膚の酸化を防ぎ、炎症を沈めたり、患部の熱を速やかに取り去り、腫れや痛み抑えたりする働きが期待されています。

へーすごい 効果があるんですね!

馬油には、殺菌作用もあると考えられています。馬油の脂肪酸構成は人間の皮脂と大変良く似ているため、人間の皮膚の毛穴の奥深い隙間まで浸透することができます。馬油によって皮膚に薄い膜がつくられることで、細菌が皮膚に入り込むことを防ぎ、すでに皮膚の中に入り込んでしまっている細菌を封じ込めることで、繁殖を抑えます。また、馬油によって皮膚の隙間の空気が押し出され、同時に外からの空気が入り込めなくなるため細菌の繁殖を抑えられます

だから、やけどなどの皮膚炎症にいいんですね~!

さらに、高い浸透力により、皮膚の皮下組織にまで浸透した馬油によって細胞が刺激され、さらに皮膚上にある油膜の影響で保温性と保湿性が高まることで、血液循環促進作用が期待できます。

馬油の持つ高い栄養価と血液の循環を良くする働きによって、つやのある髪を保ち、抜け毛を予防することができます。馬油を頭皮につけ、揉み込むようにマッサージすることによって、頭皮に栄養と刺激が与えられ、さらに血液の循環も良くなるため、髪の健康を保つことができると考えられています。

馬油は副作用の心配がないため、赤ちゃんにも安心して使うことができます。例えば、おむつかぶれなどの際に馬油をぬると、赤ちゃんの肌に素早く浸透して回復を早めるといわれています。

まさに、まさに、ミラクル油脂なんですね!!!!

<豆知識>ビタミンEが馬油の酸化を防ぐ
馬油は油脂の中でも酸化しやすく、腐りやすいという難点がありました。そこで注目されたのが、若返りのビタミンといわれ、強い抗酸化力を持つビタミンEの配合です。ビタミンEは強い抗酸化力に加え、老化防止や血液循環促進の働きもあるとして、馬油との相乗効果が期待されています。

一工夫一工夫!なるほど!