メタボ気味で中性脂肪値が高いのでなんとかしたいと考える中高年の方は近年ますます増えてきています。中性脂肪とはコレステロールと同じく血液に存在する脂質で、食べすぎなどで過剰摂取された糖質が、肝臓で中性脂肪に変えられたものです。
中性脂肪値が高いと脂肪肝、肥満、動脈硬化などになり、肝硬変、心筋梗塞、脳梗塞など脳血管障害が起こる可能性が高くなります。そして、この中性脂肪は血糖値と密接な関係があります。

体内の脂肪細胞は分解されてグリセロールとなり、肝臓で糖に作りかえられますが、内臓脂肪が増えて肝臓に送られるとグリセロールも増加し、血液中の糖が増加します。また、暴飲暴食による血糖値の急上昇は中性脂肪の蓄積の原因にもなります。

インスリンは血液中の糖をエネルギーとして使うために全身の組織に取り込む働きをしますが、内臓脂肪が過剰になるとインスリンを活性化させるアディポネクチンの分泌が減ります。中性脂肪が増加することで、糖が増え、糖がエネルギーとして使われにくくなり、だんだん糖尿病に近づいていくのです。

このやっかいな中性脂肪に効果があるのがグァバ葉です。葉に含まれるグァバ葉ポリフェノールには糖の吸収を抑える働きがあり、中国では昔からグァバ茶が糖尿病に効く漢方薬として用いられてきたそうです。
糖分は体内でブドウ糖に変わって吸収されますが、この時に働くのが唾液やすい膵臓から分泌される消化酵素アミラーゼです。グァバ葉ポリフェノールはこのアミラーゼの働きを抑えます。つまり食べたものがブドウ糖にかわらず吸収されないので、ダイエット効果があるそうです。

また、ブドウ糖が作られないので血糖値の上昇がおさえられ、糖尿病患者にも良いといわれています。
ダイエット効果だけではなく、グァバ茶には豊富なビタミン、カリウム、食物繊維など美容によい成分も含んでいますので、普段、飲んでいるお茶をグァバ茶に変えたり、食事の時にグァバ茶を飲むようにしてみてはどうでしょうか。

何はともあれ、食生活の調整と運動は、絶対に必要ですよね!